[40代女性]一歩踏み出す勇気をくれた支援者や仲間たちとの出会いに感謝
カフェ&レストラン「こもれび」(はるかぜワーク施設外就労支援)
障がいや病気、体調に合わせて自分のペースで働くことができ、作業を通して役割を持ち、収入が得られます。就労の経験を積むことや人との出会いや仲間づくりの機会を提供します。また、安心に働き続けられるよう生活全般についての相談支援を行います。
詳しくお知りになりたい方は以下をご覧ください。
こもれびではどのようなお仕事をしていますか?
盛り付けや配膳など調理以外の仕事をしている。それは、調理が苦手なので配慮してもらっている。仕事にはとてもやりがいを感じている。おいしく作ってもらった料理を自分の盛り付けでさらに少しでもおいしく見えるような工夫をしたり、お皿を次に使う人のためにきれいに洗ったりしており、食事を運んだ時に「おいしそう」と言ってもらえるととても嬉しい。
こもれびを利用しようとおもったきっかけはなんですか?
・十数年前までは家から出られないほど人と接することが苦手(怖い)であった。しかし、相談支援専門員に出会い、自分のペースに合わせて自分が乗り越えられそうなハードルからチャレンジすることができたことで家から出ることができた。最初は箱折りにチャレンジしていたが、箱折りをしている事業所でレストランをオープンすると聞き、知っている職員や利用者と一緒なら一歩前に進めるかなと思い、こもれびの仕事にチャレンジしてみたことがきっかけ。
・決して高い工賃ではないが、最初に働いてお金をもらえた時にとても嬉しく思ったことが頑張ろうと思えたきっかけになった。
あなたにとってこもれびはどんなところですか?
・人それぞれ病気の辛さ、悩みは違うけど、同じように頑張ろうとしている仲間と一緒に働けることがとても心強く、安心して働ける場所。
・みんなが頑張っている姿を見ると、目標にもなる。
※写真の方はインタビューをした方ではございません。
こもれびの魅力を教えてください。
・一緒に働く人たちはみんな優しい。そして、お客さんに喜んでもらうためにみんな一生懸命。おいしい料理を作ってくれた人の気持ちを受け継いで、きれいに盛り付けをする。そしてお客さんに提供して笑顔で食べてもらう。そういうチームワークがとても良いところ。
・お客さんにも自分たちにこころの病気があるという事を知ってもらえているため、温かく見守ってくれるところが安心できる。
今後の目標があれば教えてください。
・これからも自分ができることを一生懸命していきたい。
・自分が元気で頑張っている姿を今までかかわってくれた方々に見せることで安心してほしい。
・今困っている人、悩んでいる人達の目標になりたい。
お仕事についてや病気について悩んでいる人やそのご家族にアドバイスやメッセージがあればお願いします。
・私は、家から出られずに苦しかった時期が長く、もう仕事なんて絶対無理だと思っていたが、支援してくれる人に出会い、病院に行って薬を飲み始めたことで少しずつ元気になることができた。なので、あきらめないでほしい。私も自分だけが辛いと思っていた時期もあったが、勇気を出して外に出てみると、頑張っている人がたくさんいる事を知り、自分の励みや目標になる。時間はかかるかもしれないが、必ず自分にもできることが見つかる。自分のペースや自分の歩幅で一歩踏み出せたらよいと思う。
・私たちを見守ってくれている親御さんの気持ちは、言い表せないものだと思う。私自身も見守ってくれた親に感謝をしている。ただ、一人ひとりのペースもあるので、周りと比べるのではなく、その人のペースで応援していただけたら嬉しい。