認知症の人と家族のための会

幸(さち)の会について

家族の声

グループホームと一緒に「母らしい生活」を支えたい

「いろり」の利用を決めた理由として

・利用者さん、家族、職員という垣根のない方針であるとお聞きした事
・地域との交流もある事
・見学に際し、アットホームな雰囲気で入居者とスタッフが一体的に暮らしていると感じた事

「いろり」に入居して

・家族として母と一緒に暮らしているという気持ちでグループホームを利用していると感じている。
・グループホームの母の部屋は実家の一部という感覚でいる。
・令和2年にグループホームを運営する法人の合併により以前の体制と変わったように感じている。
・グループホームの原点から離れないような運営を希望します。

グループホームでどのように生活しているのか知りたい事

※コロナ禍になってからは個々の部屋での面会も限られた中で母がどのように生活しているのか詳細が分からないことへの不安や心配があります。

〜食事〜
・日々どのような食事をしているか(献立があれば知りたい)

〜服装〜
・季節に応じた服装、本人の好みにそった服装をしているか
・スタッフにアドバイスはしていただけるのか

~衛生面~
・尿とりパットはどの位のペースで交換しているか(臭いかぶれ問題)
・爪が伸びていないか(スタッフの声かけがあるか)

〜掃除~
・個々の部屋の掃除はどの位のペースでしているか

〜生活スタイル~
・1日をどのように過ごしているか  
・好みのTV番組は観ているか
・精神的な不安はないか
・グループホームでの行事はあるか(誕生日、お花見等)

母らしく、より良く暮らして欲しい

「私、手伝うことないけ?」は母らしい言葉だと感じます。母の「おかえり」「ただいま」という言葉にほっとします。電話で話したとき、母から「切るよ」と言われるとほっとします。気持ちが落ち着いているんだなと感じます。昔の母を感じます。母の顔を見ていると、母の声を聞いていると、母の気持ちがわかります。外出時に「グループホームに帰りたくない」「もっと、一緒にいたい」と私たちに伝えてくれることもあります。「何があったのかな?」と母の気持ちを聞いていきます。母に同居を提案しますが、母は「ここにおる」と話します。母の言葉(気持ち)を受けとって、「1人より、大勢がいいよね」「また、明日ね」と母を送り出します。母の気持ちを大切にしたい、尊重したいと思っています。

母と過ごせる時間を

コロナ禍以前は、毎日、母に会いに行き、母のお部屋で一緒に過ごしたり、母と一緒に出かけたりしていました。現在は、新型コロナウイルス感染防止のため、母のお部屋に入ることも出来ず、玄関先など限られた状況のなかでの面会です。母は高齢で、時間がじゅうぶんにあるとは言えません。出来る限り、後悔がなかったと思える環境で母と接したいと思います。人間って、欲が出てくるんだなって思います。母と一緒に、あれもしたい、これもしたいって思います。グループホームには、母との外出、母のお部屋での面会など、感染対策もしつつ、感染が落ち着いている時にしかできないことを考えてもらえないかと思います。

家族会「幸の会」に向けて

家族会は、家族が気軽に集えて、互いの顔を見あえたり、互いに声をかけあえたり、話し合える場だと思っています。家族がつながれる1つの機会としてホームページの立ち上げは有意義だと思います。今後、ホームページの立ち上げだけではなく、コロナ禍で“できること(できる活動)”を模索して欲しいです。


幸(さち)の会へのご連絡
TEL.0761-72-5211
しらぎく会へのご連絡
TEL.0761-72-0880