「みんなねっと6月号」が届きました。

「みんなねっと6月号」が届きました。

今回は、2024年3月20日に開催されたみんなねっとフォーラムが特集されています。『精神障がいのあるご本人の意思決定と家族ができること～当事者参画が必要といわれるけど～』というテーマでパネルディスカッションが行われました。治療の場などでの当事者の意思決定に当事者と家族が参加すること、およびそれらの間で起きるジレンマについて当事者・家族・支援者それぞれの立場から意見交換された内容がまとめられています。

当事者は「どのように治療が進んでいくのか不安だったが、母が一緒に不明点などを確認してくれて安心した」と体験談をもとに語られています。病気の兄をもつ妹からは、自分自身の先の不安がありながらも、兄とのこれまでを振り返り、「共に歳を重ね、つまずきがあっても自分で決めていくことは大切であること、一緒に悩める人がいるといいと思う」との話がありました。支援者からは、意思決定で大切なのは「互いに時間をかけて話しあう中で、考えがまとまっていくプロセスだ」との話もあり、それぞれに様々な思いがあるのだと考えさせられる内容でした。

加賀こころの病院ロビーにて、どなたでも自由に閲覧できます。是非、手に取ってご覧ください。