しらぎくの会からのお知らせ
「みんなねっと4月号」が届きました
今回は、『オープンダイアローグによる対話的支援』について特集されています。
皆さん、オープンダイアローグという言葉を聞いたことがありますか?オープンダイアローグ(開かれた対話、以下OD)は、フィンランドにあるケロプダス病院において、主に急性期の統合失調症患者に対する治療的アプローチとして開発されてきました。ODのミーティングでは、治療チームが患者のネットワーク(家族、友人、知人)と対話を通じて信頼関係と安全保障感を確保し、問いかけと応答によって患者の主観的世界(いわゆる「幻聴」や「妄想」を含む)の「言語化」と「共有」を試みます。その中で患者についての意見が交換され、さまざまなアイディアが提示されることで、患者にとって適切な決定が自ら導かれるそうです。本稿では、執筆者である斎藤環氏(つくばダイアローグハウス院長、筑波大学名誉教授)が自身の経験を踏まえ、ODの基本原則や要素についてまとめられた内容が掲載されていますので、是非ご覧ください。
みんなねっとは、加賀こころの病院ロビーにてどなたでも自由に閲覧できます。